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名前:久住 凛 年齢:33 @mixi @Cell-Net 【管理サイト】 オーダー・コフィン・カンパニー 庶務部 【好きな作家】 あざの耕平 有川浩 小野不由美 米澤穂信 【お勧め記事】 あざの耕平さん@山口大講演レポ 有川浩さん@高知講演会レポ あざの耕平さん関連記事 カテゴリ
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2007年 10月 21日
読了後の感想。
9巻まだですか?(にこやかに) というわけで、ここから後はネタばれでーす。 なんか、まとまりがなくなりそうなので思ったままに雑感。 ■求婚者現る 豪王フォワードが初登場。ドラマガのイラスト見たときには、もうちょっと年上かな?と思ったんですが、どうも「外見年齢」はミミコより年下なんですね。戦略的に押してくるだけの人かと思えば、自分の血族を悼む姿や、直情的な反応もみせてくれて、「ミミちゃんを掻っ攫おうとする悪いヤツ」という事前の印象からひっくり返してくれました。……誰かギルバート様同盟とか作りそうな勢いだ。振られた後に純真にミミちゃんを好きになっておいかけるSSとか書いちゃう人いそうだ。 ■血を継ぐ者、サユカ。 というわけで、アスラの血統となったサユカ。あのジャージが繋ぐ縁。ニボシ亭の店主もちゃんと覚えてたんですね、彼のことを。 彼女の中にゼルマンがいる、そのことがとても幸せだと思います。ちゃんと生き延びて、ミミコと出会ってほしいなぁ。たぶん涙腺決壊するな、そのシーン。 ■意思を継ぐ…物? バウワウ。 サユカが血を継ぐのなら…意思を継いだのは…ミミコじゃなくてバウワウ?! ……いいのか、それはっ!?(笑)なにやってるんスか!!と思わず言いたくなる「バウワウ卿」の中の人。……見たい、アニメで見たいよ!いきなり口の中に手つっこまれてもがくバウワウ卿!鉛筆がもてなくてもたもたした挙句、鉛筆投げ出すバウワウ卿! とりあえず中の人が無事そうで安心。そういえば………「特区の休日」でも同じようなことやってましたね?(笑)壮大な前振りなのか、ふと思い出して書いちゃったのか…どっちなんだろう。 いつの日か、颯爽とミミコたちの前に現れるバウワウ卿。……ぜひ全員揃ったときに凛々しくポーズ決めて現れてほしい。…みんなの反応が凄いだろうなぁ。コタロウはすぐに気づくかな? しかし、サユカさん酷いな。感慨深く映像見てるバウワウを蹴っ飛ばして転ばすし。……中の人が意思疎通できるようになった瞬間を見たい。そして驚愕するサユカを見たい(笑)。 ■「Are you Known?」 本文では「聞こえますか?」と訳された言葉。ん? ごめん、私は英語には明るくないのですが、直訳すると「知ってますか?」でいいの? 「吸血鬼のこと、知ってますか?」って意味なのかなと思ったけど、それとも意訳で「聞こえますか?」になるのかな? 誰か教えてくれー。 で、この台詞、例の扉にも使われてるんですね。1枚目が----. 裏に「Are you Known?」で。最初に見たときは「なんだろう?今回初英語だね」とか思っただけだったけど、読了後にまた見ると感慨深いですねぇ。ところでミミちゃんのあの挨拶、全文英語? だとすると凄いなぁ。覚えてた内容すっとばして、あの場で言うんだもんね。まぁ、普段の交渉が各国の吸血鬼との調停だったんだから、日常の英語ぐらいはなんとかなってるのかも。人力車との値段駆け引きもやってるし。サマンサ教授ともちゃんと話してるし(笑)。 ■虎仙さんやら混沌さんやら。 あとがきでは、あざのさん「中年男性」って書いてたようですが、挿絵みると…どうみてもジジイな虎仙さん…セイさんみたいに名前ないのでしょうか。ジローにしてみれば、久しぶりに「おじいさん」に修行をつけてもらってる気持ちなのかな。素直に従うのもそういうところがあるのかも。 そういえば「賢者様成体男性バージョン」が今回初登場しましたね。賢者が今までずっと女性で、コタロウが例外かと思っていましたがそうでもないらしい。そして「フキ」は多分「伏羲」のことなんでしょうねぇ。 ■ミミちゃん。 プレッシャーにへたれているだけじゃなく、交渉の場に臨むと自然に人物を観察してるところが「調停屋」だなぁと思いました。やっぱりそこらへんは陣内部長に鍛えられたのでしょうね。 ■サマンサ教授。 なぜか、ずーっと教授は男性だと思っていました。おかしいよね?! サマンサって名前なのに。 今まであざの作品になかった「母性」キャラ。おお、いい感じじゃないですか? ミミコにとっての「祖母」というか「母」というか。ミミコが安定する基盤になってくれるとうれしい。 まさか「ロイド」さんだとは思いませんでしたが。そういえば私、例の警部が書いた小説の元のほう読んでないんですけど、本当に東洋人が出てきます? 青空文庫あたりで落ちてないかなぁ。 ■三姉妹。 某所ではメーガス三姉妹と言われていました。私はフジリュー絵の封神に出てきた三姉妹を思い出しました。…似てないですか? 三姉妹であーいう方向性っていうのは定番なんでしょうか。 ■旅行記? いや、舞台の転換となる場所だから仕方ないのかもしれませんが、ちょっとシンガポールについての描写が多すぎたかな?という感じが。今までが「特区」という、「ない場所」についてだったからこそのファンタジー感が、シンガポールという「現実」にある場所のリアリティにちょっと負けてしまった感じ? 特にあざのさんがシンガポールに取材に行ったことを知ってるだけに、「ミミコが経験した」というより、あざのさんが…というイメージで読めちゃったのが残念。 まぁこれについては、まったくバックグラウンドを知らずに読んだ人と違う感想かもしれません。 いっそのこと、シンガポールに「ない場所」が主な舞台だったら良かったかもしれない? いや、たぶんここから先、シンガポールのどこかを壊すと思うので、そのための伏線かも? 後になって、これが良い方向に生きてくるといいなぁと思います。 ■再会。 実体でなくても、再会できた三人がほのぼの。途中でさしはさまれた日常にはうるっと来ましたが、後半の再会は本当にいつもの、いつもの三人でよかったですよ。ミミちゃんも前に進んでくれたし。サマンサ教授の「全てをまるごと愛する」がちょっと見えた気もします。 「まって、ミミちゃん、それ詳しく」 …その発言はアリスだな、アリスだろう?!(笑) ■悪態をついていたい。 ジェントルあざのとも思えないご発言! 普段の反動ですか?(笑) いやいやいや、実際にあざのさんが悪態ついてるところはなかなか想像できませんが。だってりめジェネの前書きとか…とってもジェントルかつ「いじられキャラ」ですし。 ■読了後。 鼻をぐずぐず言わせていました。仕方あるまい。でも、7巻読了時にはかすかだった希望の光が少しずつ集まり、束ねられてきた感じです。 9巻まだー!? 感想めぐりしてて、どなたかが書いてらしたんですが「BBBが終わるまでうっかりでも死なないように気をつける」と。…ああ、まさにそのとおりですね。本当に死ねません。 なんか、まだまだ書きたいことがある気がしますが、とりあえずは送信っと。 【追記】 あちこち感想みてたら、やっぱり書き漏らしてるよ。 ■ケインの決意。 得ようとした力は…やはり想像通りでした。まぁ、血をもらいにいく相手のことまでなぜか考えてなかったのですが、そりゃそうだろうな…と思います。彼がどうなってしまうのか、かつて混血であり、今は染まった「お嬢様」と向き合ったとき、カーサはどんな反応を示すのでしょうか。 うぅ、なんかここも切なくなりそうだなぁ。 ■黒姫とクロウさん。 我が友人おさたんが切望していたクロウさんが再登場。今回はイラストつきですよ。 久しぶりに出てきた黒姫はしゃべるし。よく声がでたなぁ、何百年もしゃべってなかったのにー。いきなり声がかすれたりしたら、せっかくの真剣なシーンが酷いことに(笑)。実は毎晩お風呂で歌ってたりしたら笑うのですが。<真剣なシーンになに茶々入れてる!? ■どじっこ秘書。 さらりと大企業秘書の座に収まっている楠ヒバリ。高校生がいきなり秘書ですよ。しかも…あのどじっこが。 …将来に禍根を残すかもしれないその選択…はたして大丈夫なのか、セカンド・カンパニー!?(笑) ■いろんな設定が。 さらーっといろんな設定が明らかに。血統の名前がたくさんあったり、今まで謎だった「吸血鬼同士の子ども」とかダンピールとか。ああ、それから南は女性だということが判明しましたね、朱姫だし。同人な方々にはありがたいのではないでしょうか。 ■これだけ項目があるのに。 全体として散逸した印象にはならなかったというのが凄い。すべてが同じ方向性を向いていたからでしょうけども。キャラクタの名前についても「ついてこれてます?」と心配されてたようですが、素読の時点でちょっと「ギルバートって誰だっけ?」と思ったくらいですね。(頭の中ではフォワードとしか思ってないので。どこかで名前を読み落としたらしい) あの厚さで、しかもちょと慌てて読んだので素読は1時間半だったので、それは仕方がないかなー。再読した今は、全部頭の中に入ってますよ。蘇と羅のファーストネームって言われたらそれは難しいけどさ。 物語はここから集束に向かうということなので、大丈夫だと思いますよ。
by biblio_mania
| 2007-10-21 23:46
| あざの耕平
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